令和8年 松本会長年頭所感
2026.1.1
新年、あけましておめでとうございます。皆さまには健やかに新春をお迎えのこととお慶び申し上げます。
旧年中は、日本建築材料協会の活動に対し、行政、建設・建築関係、諸団体ならびに会員の皆さまより多大なるご理解とご支援を賜り、心より御礼申し上げます。
2025年は、世界が注目した「大阪・関西万博」が開催され、建築や都市の可能性を改めて感じさせる一年となりました。ダイナミックな大屋根リングをはじめ、各国の個性豊かなパビリオン群は、サステナビリティや先進的な建築技術の観点からも多くの気づきと学びをもたらしました。コロナ禍を経て再認識された「人と人とのつながり」の重要性、そして「多様でありながら、ひとつ」という万博の理念が、建築空間を通じて見事に具現化された一年であったと認識しております。
また、大阪では、2030年秋の開業を目指す統合型リゾート(IR)の建設が始まりました。新たな街の誕生は、経済効果にとどまらず、多様な人材が活躍する新たな雇用の場を生み出すことが期待されます。同時に、物質的な整備だけでなく、街全体における治安意識やマナー、そして万博で示されたホスピタリティの精神が求められるでしょう。
地球温暖化が一層深刻化する中、建築・建材分野においても環境対策の加速が急務となっています。建築物のライフサイクル全体を通じた環境負荷低減は、個々の建材の性能向上のみでは解決できない課題があります。設計や建築の知見を融合し、日本建築協会をはじめとする関係団体と連携し、循環経済(サーキュラーエコノミー)への移行を促進し、GX(グリーン・トランスフォーメーション)による革新的な技術・製品・サービスの開発、情報共有を通じて、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。
本年7月には、インテックス大阪にて「建築・建材展大阪2026」を開催いたします。日本経済新聞社、テレビ大阪との協業のもと、来場者数・出展企業数も増加を続け、活発な商談と交流の場として定着してまいりました。今年も「優良製品・技術表彰」を実施し、先進的で独自性のある建材・技術を、広く顕彰し発信することで、業界のさらなる発展につなげてまいります。
本年が、建築・建設業界全体にとりまして、実り多く希望に満ちた一年となりますよう、皆さまのご健勝とご繁栄を心よりお祈り申し上げ、新年のごあいさつといたします。
一般社団法人 日本建築材料協会
会長 松本 將

