2007けんざい
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建材情報交流会ニュース
  第2回「建材情報交流会」
 ”環境共生−省エネルギー PART-I”(屋上緑化と太陽光発電)

*機関誌「けんざい」掲載分です。ホームページ用に再編集しておりませんのでご了承ください
  
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「これからの屋上庭園のあり方」
 E.M.I.PROJECT主宰 環境デザイナー 二見 恵美子氏
 私がランドスケープを職業にしようと思ったのは欧米の影響です。まず、イギリスで自然風景式庭園を知りました。これは自然の地形や川を活かす、いわば「大地に絵を描く」手法と考えます。自然を生かしながら街や公園を作る為、出来上がった時、風景にとけこんですごく美しいのです。もうひとつイギリスの「ナショナルトラスト」という考え方があります。これは100年前に街の自然を取り戻そうとイギリスで始まった市民運動で、今ではイギリス全土の100分の1の土地を取得しています。この発祥地へ行くと自然があるがままに残され、街もすごくきれいです。日本でもこのような街を造ることは可能なはずです。特に最近では、屋上緑化の講演をすると男性がほぼ3分の2を占めています。これは単なるガーデニングブームから、ヒートアイランド現象などで緑化への関心が高まっているということではないでしょうか。
 私の事務所は大阪オフィス街の中心、淀屋橋にある大正時代に建造されたビルにあり、築80年になります。ここに入居したのが14年前。歴史もあり近代史に残る名建築なのに汚い使い方をしていて、入居当初にビルのオーナーに有効に使うための様々な提案をしました。しかし当時はバブル絶頂期でビルに活気があり、あまり聞いてもらえませんでした。バブル崩壊後、テナントが随分出ていってしまい、オーナーが心配になって相談に来ました。入居当初提案した通り、リニューアルを施したのが5年前です。
 このビルは、中心部分が吹き抜けで回廊になっていて、そこに部屋が並ぶという、スペイン風の中庭を持つ建物です。まず手すりや欄干の色を統一し、真ん中のスペースに木煉瓦を敷き詰め、植木鉢やベンチを置いてライティングを施しました。すると、周辺のテナントさんも周りに緑を置きはじめ、今では随分と緑が増えています。またこの時、40坪ほどの屋上庭園を造りました。当時は珍しかったのでNHKが取り上げ、すっかりビルが有名になり入居者が増え、今では順番待ちの状態になっています。また文化庁から登録有形文化財に指定されています。
 この屋上庭園は年5〜6回一般公開をし、公開日には三重県や広島県など、遠くから100〜150名程度の人が訪れます。つい最近も夏のオープンガーデンを開催したばかりです。この公開日には私の主催する英国文化研究会の部屋でコンサートを開いたり、屋上で採れたハーブでハーブティーを入れたりして楽しみます。この庭園にはバードバスがあり、大都会の真ん中で水浴びをする鳥が見られ、秋になると赤とんぼが飛び、鈴虫も鳴きます。また、ここにはブラックベリーなどの果樹を多く植えています。都会の中に実のなる木を植えて、小鳥を呼んで共生することを楽しむ。ここを訪れ、屋上であることを忘れて地上の庭園と同じように、都会の中のオアシスとして楽しんで欲しいというのが一つの目的です。
 ある時、この屋上庭園に湊町のO'CATの方が視察に来ました。O'CATはバブル期に計画されて建設されましたが、バブル崩壊と共に周りの開発計画が頓挫し、「ゆうれいビル」とマスコミに叩かれていました。この再生手段として屋上緑化を行ったのです。ここの屋上は4,600m2もあるのですが全く使われていなくて、勤務している人たちも屋上があることすら知らない有様でした。初めて視察に行った時は、ショッピングセンターにほとんど人がいない状態でしたが、屋上庭園が出来た7ヶ月後に売上が10%上がりました。すでに完成から2年半が経過していますが、人が集まり活気が出始めています。
 ここでは、植物がくまなく交代する植栽計画を立て、どのシーズンに来ても違った風景が楽しめるように心掛けています。このことで、一度訪れた人が別の友人を連れて来るようになりました。また、せっかく屋上庭園を作っても、後の企画を立てていかないと、人のいないビルに戻ってしまいます。このためワインバーやコンサートを開くなど、毎月様々なイベントを行っています。それから、入場券として各ゾーンの植栽図を渡しています。この入場券はハガキになるので、これを友人に送ることで新しい人を呼び込むという仕掛けにもなっています。また冬期も、寒い場所で外気に触れながら熱い紅茶を飲み、対話をするというライフスタイルを冬のガーデンで提案しています。
 面白い取り組みとしては、庭園の一角に50坪ほどの場所を開けて、近隣の市民の皆さんと一緒に庭を作っています。このことで、単なるボランティアではなく、ここのガーデンを「自分達が維持管理している」という楽しみや誇りを持ってもらうという意図があります。ここで草花や野菜を育て、クラフトや料理を楽しんでいます。私は一ヶ月に一度、指導の日を決めて訪れますが、それ以外は自主管理で皆さん生き生きとガーデニングを楽しんでおられます。
 ニューヨークやロンドンでは、都会の真ん中に大きな公園があります。にもかかわらず、100年以上も前の屋上庭園が数多くあります。彼らが100年前に見事な屋上庭園を造っていたのですから、我々が100年後まで残していける屋上庭園を築くことも可能なはずです。屋上庭園は防水材や断熱材を入れ、その上から土を入れます。このため酸性雨が直接注がず、ビルの耐久年数が増えます。また下階の温度は夏場で2〜3℃低く、冬場は暖かくなります。このため省エネ面でも注目されています。東京都23区の屋根を半分緑化すると、1日の電気消費量が約1億円節約できるというデータがあり、屋上緑化には数多くのメリットがあります。
 また、ここ2〜3年ほどで夏の暑さが酷い状況になっています。あと10年間このまま緑が増えない状態でいくと、平均気温が40℃以上になるとも言われています。その意味でも屋上緑化は注目を集めています。今は20世紀にスクラップ&ビルドをくり返してきたツケが回ってきているのです。破壊された地球を元に戻して、次の世代の子供達や子孫にバトンタッチすることが、私達21世紀に生きる者の義務ではないでしょうか。
 私が行っている緑化はまだ点に過ぎません。これが面になって、面が通りになって、その通りが増えていけば何れは、街が緑で覆われる日が必ず来ます。しかも街に緑をというのではなく、森の中に街があるという状況を目指せば理想的です。宝くじを買わなければ大金は当たりません。行動を起さなければ何も起こりません。皆さんと一緒にアクションを起していければと考えています。

「大阪府の屋上緑化助成金制度について」
 大阪府緑整備室緑推進課 総括主査 中尾 俊也氏
 大阪府の屋上緑化助成金の法的根拠から説明します。大阪府の緑化推進は「大阪府自然環境保全条例」に基づくものです。条例の第32条第2項に「知事は、事務所又は事業所の所有者又は管理者が植樹等の緑化を推進する場合において、必要があると認めるときは、技術的な指導又は助言その他必要な援助を行うよう努めなければならない」と定められています。そこで、緑化時の配付苗や「民間施設緑化推進事業による助成金制度」を設けています。この時、事業者が緑化を進める基準は、同じくこの条例31条の第1項「府は、その設置し、又は管理する公共施設について、知事が定める基準により、植樹等の緑化を実施するものとする」にあるように、「知事が定める基準により」緑化をしなさいとなっています。
 昭和52年に定められた「大阪府有施設緑化基準」には庁舎等を建てた場合、「敷地面積のおおむね20%以上」という緑化基準が定められています。義務的なものは府有施設となっていますが、民間施設の場合もこの基準に準じた緑化をお願いしています。この緑化基準を満たすため、民間で緑化を進める場合も苗木の配付や補助金制度で助成しているというのが法的な根拠です。
 大阪府は今年3月から、「大阪21世紀の環境総合計画」を実施しています。大阪府の屋上緑化の基本は、平成11年3月に出来た「大阪府広域緑地計画」で、その中で市街地の緑被率15%を目標に定めています。平成5年の調査では、大阪府の市街地の緑被率は9.2%、大阪市内でも6%程度しかありません。このため施設緑化基準を定め、地域全体で緑を増やそうとしています。ただ、ビルの建て込んだ大阪市内で20%や30%の緑地は不可能です。この状況で緑を増やす手段として屋上に着目したのです。単に緑で覆うのではなく、人々と屋上の緑が触れ合える緑化空間を作っていきたいと考えています。
 大阪府は市街地の緑を増やす方策として、府民からの寄付を基にした「大阪府緑の基金」を設けています。平成5年からこの基金を利用し、「民間施設緑化推進事業」と銘打ち、接道部や屋上の緑化の助成制度を行ってきました。平成13年までの助成事業は全部で86件、助成金額は6億7,960万円です。この内屋上緑化は16カ所、助成金額は約5,700万円です。現在、平成14年度の募集を行っていて、予算枠は2,900万円です。
 屋上緑化を妨げる一番の原因は、屋上部の積載荷重が樹木や土の荷重を計算して設計されていないことです。次に、防水工事や草木の根による屋上コンクリートへの障害を防止するための工事コスト。一番目の問題は、土の荷重が軽くなる技術革新を待つしかありません。しかしコストに関しては、平成13年度から屋上緑化の補助対象経費の中に、植栽工事にかかる部分の防水シートや防根シート工事費も補助対象となるよう制度改正しました。また植栽に関しても、これまでは樹木のみが対象でしたが、ヒートアイランド現象に効果がある芝やセダムなどの植物や地被類なども助成対象となっています。
 大阪府が助成する緑化対象区域は大阪府内の市街化区域にある民間施設に限られています。ただある程度の公共性が必要で、マンション等の集合住宅や個人の住宅、店鋪、倉庫などは対象としていません。そして「身の回りに緑の森を」が原則なので、接道部の緑化を重要視しています。例えば工場などで周りをブロック塀で囲んでいる場合、これを撤去して公開空地を作り、そこに緑を植えることをメインに考えています。このような公道と接した部分や通行人が容易に入れる部分の緑化を助成対象としています。
 屋上緑化は市街化区域の中でも、特に緑の少ない中心部が対象です。さらに建物自体が公開性を持ち、誰もが緑に触れあうことのできる屋上部分を想定しています。その他、壁面緑化や福祉緑化もあります。福祉緑化については、病院や特別養護老人ホームなどの社会福祉施設で、普段建物の中でしか生活できない入所者が、建物の中で緑を作ったりリハビリをすることを想定したものです。屋上緑化の対象となる経費は緑化にかかる経費となっています。
 基金は基金委員会で助成対象の内容や金額の適否等の審査を受けます。助成申請手続きは随時応募相談を受け付けています。相談があった時点で応募台帳に記載し、基金委員会にかけるための緑化事業計画作成の調整をします。その後、緑化計画図や事業金額表、申請団体の定款などを添付し基金委員会にかけます。審査は植栽に適した時期に工事ができるように、毎年11月に行います。このため、その年10月から翌年3月に緑化工事が完了するものが対象となります。今年度は8月9日が応募締め切りですが、8月中に事業計画書をつくりあげ、11月に審査結果が出て事業実施後に補助金支払いとなります。ただし他の法令で義務付けられているものや大阪市等他の助成制度の補助対象となっている緑化については対象外となります。
 その他、屋上緑化を推進する制度では建築基準法による総合設計制度があります。この大阪府総合設計許可取扱要領は、今年4月から一部変更になっています。一番大きな変更点は「現行の敷地内の緑化義務30%について、屋上緑化も含めて30%としてカウントできることとする」というもので、地上部で緑地を造る必要があったものを地上部20%、屋上10%の割合にすると、環境にさえ配慮すれば、地上部に10%の緑化しなくても良い部分ができるということです。
 また今年度は屋上緑化を推進するため「屋上緑化促進事業」を設けます。これは学識経験者や各業界団体の代表から成る「屋上緑化促進検討委員会」が、大阪で推奨できる屋上緑化のモデルづくりを提案するものです。また大阪の推奨モデルに相応しいものを造るビルを募集し、屋上緑化の全事業費の半分を助成します。ただ推奨モデルなので手直し等にも協力していただくことになります。その他、大阪府の施設に関しても徐々に屋上緑化に取り組んでいます。平成13年度に屋上緑化モデル庭園とて、大阪府立緑化センターと大阪府庁本館6階の屋上部分にモデル園を整備しています。府庁では今年四月から毎週水曜日と金曜日に大阪府庁のモデル園を公開しています。10区画の色々なパターンで造っていますので、様々な状況下の屋上緑化の参考になればと思います。

「屋上緑化の効果と実例紹介」
 東邦レオ株式会社 環境開発事業部 松浦弘三氏
資料はこちら(PDFデータ)
 東邦レオは、約20年前からパーライトの一部を使って軽量人工土壌の開発を行ってきました。今、屋上緑化は「飴と鞭」の状態です。飴は各自治体の助成金制度。鞭は条例などで、「250m2以上の公共建築物あるいは、1000m2以上の建築物に関しては20%以上の屋上庭園を設ける」という東京都の条例が代表的なものです。この状況で屋上緑化が建物のオーナーにとってどんなメリットがあるのかという話をしたいと思います。
 屋上緑化にはまず、CO2の吸収や温暖化防止、大気浄化などの「都市機構の改善効果」があります。そして都市機構改善という意味では防災面の改善もできます。一般的には知られていませんが、屋上庭園を設けることで雨水が一旦屋上の土壌に貯留され、遅れて流れてきます。このことで都市型のオーバーフローを防止するのです。また緑化することで鳥や昆虫が都会に戻ってきます。鳥や昆虫が戻ってくるということは、人間にとっても暮らしやすい都市ということです。
 二つ目に「心理的効果」。心のケアを緑の中で行っている例としては、特別擁護老人ホーム「淀川暖気の苑」があります。入居してるお年寄りが屋上庭園を利用して植物を栽培し、年に一回地域のボランティアと一緒に販売を行っています。当社が手掛けてきた多くの病院や老人施設は、入院患者が緑に接することで安らぎを感じる「園芸療法」を行っています。また学校などではエコスクールと称し、屋上で田植えや稲刈りをしています。これまで屋上はあまり利用されてこなかったのですが、外部から入れない場所という利点を活かし、安全な場所としてこのように有効に活用する流れがあります。
 三つ目は「楽しみ」です。ホテルや商業施設に緑を造ると集客効果がアップします。緑が人を呼ぶ具体的な例をみていくと、松山の結婚式場「ベルフォーレ松山」は、軽井沢のイメージで里山風デザインを施し、リニューアルオープン前に70組の予約が入ったそうです。また湊町のO'CATは年間2万5000人が屋上庭園を訪れます。ビル全体の来館者からすると微々たるものですが、その人達が食事や買い物をし、イベントを開催することでパブリシティ面の効果もあります。つまり「緑がビルの顔になる」というわけです。
 また今はライフスタイルを売る時代です。550所帯の集合住宅「コムズシティ野江」は、緑と暮らしやすさをテーマに敷地の50%緑化をしています。1年前に2500万円から9800万円で分譲しましたが、400所帯が即日完売しました。積極的に緑を取り入れ、エンドユーザーから共感を得ているのです。
 20年ぐらい前から屋上庭園はあったのですが、約10年ほど前に人工土壌メーカーや防水メーカーが集まり「屋上開発研究会」を設立し、マニュアルを作成しています。この頃から屋上緑化が盛んになってきました。屋上緑化を可能にした技術の一つは「土壌の軽量化」です。(表参照)重量は一般的な土の約3分の1程度ですが、水持ちが良いので土壌厚を半分にできます。つまり1m2あたりで6分の1まで荷重を減らすことができるのです。また排水層や見切り材も軽量化が進み、システム全体が軽量化しています。
 屋上緑化で一番心配なのは、植物の根が防水層を傷つけることですが、各メーカーが10年保証の植栽防水を行っています。また、風対策では樹木を支える地下式支柱や土が飛ばないマルチング剤が開発され、管理面では自動灌水システムなどが開発されています。これらの開発で屋上緑化のシステムが確立されているのです。

「住宅用建材一体型太陽電池の施工事例」
 鐘淵化学工業株式会社 PV事業開発部 大林只志氏
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 屋根瓦と合葺きした一体型太陽電池を紹介します。近年、日本では年間約50万戸の新築戸建住宅が着工しています。そして使用されている屋根材は、平成9年度の統計で、粘土瓦46%、化粧スレート39%、金属系屋根材11%、厚型スレート4%となっています。この粘土瓦の中でも和瓦が約6割、平板瓦が約4割です。つまり屋根材全体の中で20%強が平板瓦です。従来型の太陽電池システムは、和瓦に対応するため据置型が主流でしたが、最近では平板瓦の需要が増え、屋根材一体型の製品が多く開発されています。
 太陽電池の約90%は結晶型のシリコンですが、当社では「薄膜シリコン太陽電池」を使用しています。温度が70℃に達する夏季の屋根では、結晶系シリコンは夏季はどうしても出力が下がってしまいます。しかし薄膜シリコンは出力の温度系数が小さく、夏季でも発電量が期待できます。また加工がしやすく、小面積での高電圧が可能なため、建材一体型に向いた素材と言えます。
 この平板瓦一体型太陽電池モジュールは、平板瓦(F型40瓦)と混ぜ葺きができます。(写真)最大出力は17.5Wで、2枚直列で組み合わせ最大動作電圧195V、最大動作電圧0.18Aでシステムを構成しています。そして44m2の屋根の四方に172枚のモジュールを設置設置すると、一般家庭の70%以上の電気を賄えます。しかも屋根材と一緒に屋根に葺くので、従来の日本の技術が利用できます。また屋根を傷つけず、外観的な意匠性もあります。このため、最近は新築時にこのモジュールを取り付る場合が増えているのです。
 

「太陽光発電と金属屋根材」
 株式会社淀川製鋼所 建材開発事業部 斎藤哲夫氏
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 太陽光発電に関する助成制度は、主にNEFとNEDOの二つがあります。NEFは住宅用で10kW未満、NEDOのほうが産業用で10kW以上が対象です。(表参照)2000年度の実績をみると、NEFは約2万5千件で178億円、NEDOが約150件で40億円となっています。住宅用は4kWが標準ですので、トータルで10万kWの発電量となっています。しかしNEDOの発電量は4000kWから5000kWほどです。一つの単位は大きいですが、まだまだ全体としては低い。これからの太陽光発電の課題は、非住宅用の大面積の屋根を利用して、環境に対して貢献することです。
 「さいたまスーパーアリーナ」の金属屋根は当社で製作したもので、この屋根には太陽光発電の電池パネルが並んでいます。(写真)今後は、このような形で金属屋根の応用をしていく必要があります。金属屋根は1・で5kgから20kgと軽量で、長さは200mまで可能です。また曲面加工もできますし、建築トータルコストの低減になります。そして太陽電池の取り付けに関しても、据置型は専用金具を取り付けることで簡単に施工できます。また応用として屋根材一体型もあり、可能性のある素材と言えます。
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